ジョギングにスマートウォッチは必要ない…のか?
ジョギングをしていると心拍計が欲しくなった。心拍数で体力を付けるのに最適な心拍ゾーンや筋力をつけるのに最適な心拍ゾーンがわかるからだ。しかしせっかくならジョギングだけではなく、登山にも使えた方が便利そうなので、スマートウォッチと呼ばれるものを探した。
RUNNET – 心拍トレーニング② 心拍ゾーンを活用して練習しよう
求める機能(登山&ジョギング)
- 雪山で使える(低温下での確実な動作)
- GPS機能が使えてiPhoneのバックアップとしても使える。
- 地図機能でiPhoneのバックアップとしても使える(YAMAP or ヤマレコ or ガーミンオリジナルMAP)。
- 壊れにくい
- 【重要】Radiko プレミアムが使える(ジョギング中に聞く)
- 【重要】音楽がスマホを介さずに単体で再生できる
- 地図の変更が容易(可能であれば)
- 血中酸素(可能であれば)
- タッチパネルではなくボタン操作(グローブをした状態で操作できる。可能であれば)
- 音楽再生(可能であれば)
- バッテリーの持ちが良い(可能であれば)
しかしこれらを満たすスマートウォッチはなかった。単純にRadiko プレミアムがスマートウォッチに対応していないからだ。そこでRadiko プレミアム以外の機能でピックアップしてみたら、Apple Watchとガーミンの機種が候補として残った。
ちなみに数年前にダイエット目的で走っていた際に、物珍しさでガーミンのvivosportsを使用していたのだけど、GPSが10分くらい待っても捕まらず、いつまで経ってもスタートできずかなりイライラした経験がある。今回、GPSについて調べたが、この辺りはまったく問題はなさそうだった。
ただ数万円のスマートウォッチを着けていなくても、脈拍は指で押さえればタダで測ることができる。ではなぜやらないのか。それはただ面倒だから、という理由しかない。
ここで一つの疑問が湧いてきた。
「心拍計がない時代でもマラソン選手はいたのだから、余程追い込みたい場合でない限り必要ないのでは?」
そう思ったのは、以下の記事を読んだからだ。
ここで使う数字は、目標を達成するのに必要なものだけです。たとえば、私の1週間の目標には以下のようなものがあります。
- ランニングの回数を着実に維持すること。週の走行距離を着実に保つか少し増やすこと。
- インターバルランニングをして、短距離の速度を高める。
- ランニングに満足して継続するモチベーションを維持する。
ここから、トラッキングすべきことは、週の走行距離、インターバルランニングのスピード、ランニング中の体調、ランニングをした回数だとわかりました。
結局のところ指で脈拍を測るのは面倒くさいし、走りながらするのは難しいから(やったことないけど)、テクノロジーを駆使して綺麗に整形されたデータを眺めてたいだけなのではないだろうか。改善目的で運動した内容が知りたいのではなく、その結果の値が欲しいだけで。というのがジョギングの時の話。
では登山での使用前提の場合はどうだろう。現在、地図はスマホをメインにしているので、そのバックアップのGPS機器として持っていけるのはかなり心強いし、スマートウォッチなので手元で地図が確認できるのは便利だ。バックアップ用途ならガーミンのGPS専用機の方が頑丈で良さそうではあるが、やや専門性があって手軽に扱えなさそうな印象である。というところまで考えたが。今の所、そこまで過酷な環境には行かないし、以前使っていた古いiPhoneを持っていけば事足りる、という結論になった。
つまりスマートウォッチは不要なのである。
そう思って購入は控えていたのだけど、先日のAmazon Black FridayでXiaomiのBand 5が3,300円ほどになっていたので、ポチってしまった。なんと意思の弱いことか…。しかしこの機種は単体で音楽再生も、ましてRadikoも聞くことはできないし、登山地図も表示できない。ただ心拍計を測れればいいや、と思って買った。
その後装着して生活したり運動したりしているが、結局ジョギングしたあとも対して心拍数のログは見ていない。いくら心拍数がわかっても、走っている最中に体がついてこないモンはついてこないのだ。あーあ、やっぱりスマートウォッチは僕には不要だったようだ。
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