FIAT500で快適に車中泊をしたいだけなのに
3月20日のこと。一人で飲んでいて結構酔っ払ってしまったので、そのテンションで前からやってみたかった車中泊をやってみた。もちろん自宅マンションの駐車場で。
フロントガラスは普通のサンシェードを設置し、他の窓にはダイソーで買ったペラペラのアルミシートにマグネットテープを貼ったものをボディに貼り付けた。
酔っ払っていたからか、面倒になったからか、後部座席の窓ガラスは貼らなかった。
無印良品の柔らかい箱の上に脚を置くと結構フラットな状態になったが、足先は窮屈で殆ど動かせないし、どこかに引っかかって寝袋が破れそう。
もぞもぞしてたらそのまま寝てて、朝になっていた。隣に止めている車が6時位に発進していったので、その音で起きた。寝れたと言っても3時間ほどだったけど。
寝袋の下はこんな状態。登山用のスリーピングマットで段差を調整した。しかし脚を置いていた箱が柔らかすぎて終始位置が定まらなかった。
後日、ダイソーで踏み台を買ってきて置いてみたらギッチギチだけど一応収まった。
以外にフラットだけど、足先は少し斜めになっているので台が置けず、脚がブラブラの状態になるので、うーん…ちょっと違う。
また後日。折角だからフラットにしてやろうと思って、ダンボールで型を取ってみた。
軽く足を置いてみたところ。
できた。あとはMDFで加工してみようと思って調べると、京都駅の近くでMDFをカットできるレーザー機を使用できる施設を発見。そしてダンボールから寸法を割り出し、イラストレーターで図面を書いてみたところ、前述のレーザー機では上の天板のサイズが大きすぎてカットできないことが判明した。
天板だけ折りたたみ式も考えたけど、天板折りたたみとバラすことのできる脚がイメージできなかったので、カットしてくれる業者を探したところ、北海道の北見市に業者を見つけたので発注した。
一部、図面から調整したとのことだったけど、その調整した図面は貰えなかった。1週間ほどまって届いたものを見てみると、恐らく組み立て式として図面を送ったので、気を利かせて脚が抜けにくい構造にしてあったように思う。しかしそれは不要だったので、全てヤスリで削ってスカスカに抜けるようにした。意外にMDFは硬く、これが結構骨の折れる作業だった。
そして5月4日。組み立てて設置。若干思惑より隙間があったりなかったりだけど、なんとか収まった。
ふーん、いいじゃん、なんて思いながら寝転がってみると、フラットでしっかり安定している。しかし!前回お試しで寝た時よりも更に足先が狭い。試しにMDFの台を取って何もない状態で寝たら、もちろん足はフラットにはならないものの、メチャクチャ楽だったというオチ。何もいらなかったのだ。
一応助手席の椅子を外して寝転がってみたけど、今度は後部座席に頭を置けなくなったので、やっぱり助手席分の高さは必要みたいだ。少し調べてみると、結構前にも読んだ記事がヒットした。
半世紀たっても色あせない500Fの魅力|FIATオーナー紹介
この記事ではチンクが車中泊仕様になっているが、肝心のところがよく見えない。恐らく助手席を外して、助手席と同じくらいの高さの台で底上げし、足元は台は置いていない状態と思われる。うーん、これは試してみたい。
そもそもなんで車中泊をしてみたいのかというと登山である。朝9時時点で登山口スタートというのは、登山界では遅いとされており、しかも京都市内からだと行きたい山域にはおおよそ2時間は掛かる。早起きが苦手な僕からするとこの早起きがかなり心理的ハードルを挙げている要因なのだ。それを前日の夜に出発して車中泊すれば、大分時間に余裕が持てるというわけだ。まあこんな小さな車で寝て疲れが取れるのかはわからないけれど。
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