六甲全山縦走 DAY2
六甲全山縦走 DAY1の続き。
3月21日のこと。
もうね、脚が持つか不安だから朝からテーピングしておいた。
昨日はエナジーバーばかり食べて飽きてしまっていたので、昨晩、コンビニでお菓子を買ったら買いすぎてザックはパンパンになった。
新神戸駅の高架下。ひたすら徒歩で前日の市ヶ原まで戻る。
昨晩は暗くて見えなかったダム。
市ヶ原に着くと、昨日すれ違いざまに少し話したオジサン1名とオバサン2名のグループにまた会った。この時、会話はしなかったけど同じ感じで市ヶ原で昨日降りたのだろうか。
摩耶山頂に到着。ここに到着する手前で、高校の登山部と思わしき一行が1名づつ10分置きくらいの間隔で僕を走り抜き去っていった。部のものと思われるお揃いのやたらデカイザックに学校ジャージに登山靴で、走っていく様は昨日のトレランと比べてなんの嫌味もなく爽やかに感じられた。1名だけ女子がいて、その子がすれ違った時だけいい匂いがした。男子は無臭だった。
足が痛いが黙々と歩く。とりあえず進まないと帰れない。
六甲山頂までいけばロープウェイがあるので、そこでどうするか考えようと頑張って歩いていたが、何もしないでも足の裏は痛むし歩くと膝も痛みだしてきた。ベンチに座って見様見真似で膝にテーピングを巻いてみたところ効果あり!とはいえ痛みはあるのでノロノロノロノロと六甲山頂を目指した。
六甲山のお土産とか売ってるエリアに到着。
そこから少し歩いた人気のない場所で昼メシにした。足の痛みは歩いていると気にならないタイミングもあるんだけど、どうしようもなく痛む時がある。アーチが落ちてきているのかなと思って足裏にテーピングを追加したが、後日ハイアーチだと診断された(つまり逆にアーチが上がっている症状)。
疲れすぎて全然美味しくなかった。
とりあえず六甲山最高峰に到着。この先、ゴールの宝塚までの数時間はエスケープルートがないので、進むなら最後まで歩き切らないといけない。ここで引き返しても別に誰かに馬鹿にされるわけでもないが、負けた気がするので進むことにした。
いきなりこんな藪()
そして人もパッタリいなくなって一人黙々と歩く時間。
六甲山最高峰から数時間後、この見晴らしのいい場所でようやく1人いた。この場所はもう街が見えていてかなり後半の方だけど、それまでは特筆すべき点もない普通の道で人に合わず、ずっと痛みに耐えて1人で歩いていた。足裏の皮膚も破れてる感じがするし、何より膝がヤバい。膝のお皿がポロッと取れそう。痛みで踏ん張れなくなってきたので、坂道がかなり辛かった。そのため写真も対して撮ってない。
あたりも暗くなってきた頃、朝、市ケ原であったお三方に遂に追い抜かれた。「もう少し!」とエールを送ってもらった(気がする)。話してみると昨日から縦走していたとのことで、同じルートを歩いていたようだ。足を引きずっている僕に比べて、お三方は全然元気そうで羨ましい。足が痛いのにピークハントしながら徐々に高度を下げていった。
ようやくアスファルトに降りてきた!と思ったのも束の間、ここが一番キツかった。アスファルトの長くて急な下りだったのだ。
膝は痛みを増していて、踏ん張りが効かない。踏ん張ると痛い。なんか膝のお皿が取れそうな感覚になってきているのを我慢して延々と下る。ただ痛いという感想しかない。
住宅地を抜けてゴールの宝塚駅に向かう。
あああああああああああああああああああ!!!!!!
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴールした!と思ってYAMAPを見たらゴールの印が改札の中にあってこの銅像がゴールではなかった。どこ!!!!????
JR宝塚駅に到着。ゴール印がどこかよくわからなくなったので、改札前でログ計測終了。それと同時にここから家に帰らないといけない、という絶望感が襲ってきた。
一旦ベンチに座ってみたものの足の痛みは引かない。ダラダラしててもしんどくなるだけだと思ってさっさと電車に乗って帰宅。電車ではなんとか椅子に座る事ができたが、座ってるだけなのに足が痛い。最寄りの駅について自宅まで徒歩で帰る時も痛い。帰って風呂に入ろうにも一度座ったら一人じゃ立てなくて、立ち上がってもへっぴり腰が限界だった。電車じゃなくて車できてたら多分帰れなかった。
晩飯を食って寝た。ようやく普通のご飯が食べられた。その後、1週間経っても足の痛みが完全には取れず。
Comment