アイドリング不良はイグニッションコイルが原因だった
9月24日のこと(投稿し忘れてた)。
先日のアイドリングの力の無さはたまたまなのか、それとも乗り方が悪いのか…などと悶々と考えていたいたけど分からないことが分かっただけで答えは出なかった。
その時の記事:昼食に行ったら1日が終わってしまった
困った時に電話をすると懇切丁寧に毎回説明くださるので、なんか勘違いだったら申し訳ない気持ちと恥ずかしい気持ちが大きくて、まだまだ車屋へ持ち込むのが心理的ハードルが高い。そんな事をツイートしたら、旧チンク界で一番整備ブログを書いてると思われる方が、「自分も最初はすぐに持ち込んでましたよ」とリプライをいただいた。誰でも最初は初心者なのだ。現代車と勝手が全然違うし、そのためにコアな専門店があるのだからと思ったら気が楽になったので、オートマイスターさんへ電話した。
以下、オートマイスターさんへの電話のメモ。
▼
650ccのボアアップ車両でピストンだけ大きくしただけではエンジン自体のバランスが悪い(熱を持ちやすい)。しかしボアアップ車両の多くはこの状態が多いそう。オートマイスターさんで手を入れるエンジンはピストンだけ大きくしてボアアップ完了とはせず、エンジン全体が650ccにあうバランスの良い状態にするとのこと(吸気を増やしたりナントカカントカ)。面白いことに吸気と出力が増えるのでしっかり調整すると、ボアアップ前よりもエンジンは熱が上がらないらしい(つまり冬の暖房の効きが弱い)。
しかしエンジンのバランスを整えるには、エンジンを開けての調整が必要で大掛かりな作業になってしまうため、まずはエンジンを開けずにできるアプローチを夏から行っていたが、現在の症状から察するにあまり効果はでていない模様。壊れたわけではないエンジンをわざわざ開けるのも金銭的にも勿体ないので、壊れたとか、開けないとどうしようもなくなった時に合わせて作業する方が良い。
ひとまず僕が不具合なのでは?と言っている燃料ポンプを機械式から中古の電磁式にテスト交換し、しばらくマイスターさんの元で様子を見て症状がピタッと止まるなら、新品の電磁式燃料ポンプに交換して完了とする。もしそれでも怪しいのであれば次の段階へ進むことになる。
個体差があるため〇〇を調整・直せばOK、ということでもなく、たくさん調整しなくても大丈夫な個体もあれば、もっと色々調整しないといけない個体もあるので、やってみないと分からない点が多い。
▲
という感じでとりあえず翌日9月25日にオートマイスターさんへ向かった。今回はアイドリングが不安定だということで、高速に乗らずに下道で向かったものの、オートマイスターさんへ到着する直前は車線が多く、しかも右折しないといけないのでずっと左車線を走る訳にもいかず、耳を研ぎ澄ましつつアクセルを吹かしつつの信号待ち。いつ止まってもおかしくない弱々しさだったのでヒヤヒヤしたが、なんとか無事止まらずに10時過ぎに到着した。
早々に診てもらう。やっぱり燃料ポンプは問題箇所ではなさそうだった。
オイルパンの温度はやや高いものの正常の範囲内。でもイグニッションコイルの温度があまり下がってこないな〜っという話になった。
このイグニッションコイルは分解ができないそうで、テスターで抵抗値を測るしか確認方法がないのだそう。一応抵抗値は問題なかったみたいだけど、イグニッションコイルの熱が取れにくいこと、イグニッションコイルが熱くなりすぎると確かにアイドリングが不安定になることもあるということで、新品に交換して試乗することになった。イグニッションコイルは本来あまり壊れないものらしい。
エンジンを掛けた瞬間明らかに音が元気になって、走り出してもアクセルを踏むとグイグイ付いてくる。走って1分でもう全然違いますわ〜と言う感想。一応暖まるように20分ほど走ってみるが、不安な箇所が全く無いくらい元気。チンクが元気に走って僕も元気になる。夏場の不安定さはなんだったのか。
上の写真は新しくなったイグニッションコイル。ギラギラしていて格好良い。試走後、支払いをしてまた下道で帰宅したけどやっぱり元気なままで大丈夫そう。どこでも行けるぞ!って感じ。夏はもう終わりなので、真夏の不安定さはイグニッションコイルが原因だったのかはまた来年確認することになる。
こっちは今まで付いていた物。農機具感があるな…と常々思っていた見た目である。お疲れ様。
新しくつけたイグニッションコイルはbobine blauw Bosch, Fiat 500-126-600-850-1100-1500-124-Topolino
というもの。
Comment