Fiat500のドアインナーオープンレバーを塗装した
3月くらいの話であるが、頑張ったので書いておく。
Fiat500Rの純正のドアインナーオープンレバーは、元がプラスチック製で、助手席側のドアを開ける度に折れそうに軋む。仕方ないのでメタル製のドアインナーオープンレバーを購入した。しかしこのレバーはギラギラのピッカピカなので、どうもイメージしている車内の感じに馴染まないように思う。レストアして至るところがギラギラ光っている旧車はあまり趣味じゃない。調べてみると缶スプレーでも結構いい感じにできるとわかったので、ダメ元で塗装してみることにした。レバー自体が3,000円なので失敗してもまあ大丈夫な金額である。
プラスチックパーツとメタル部分が取り外せなかったので頑張ってマスキングをする。可動部分がマスキングテープの厚みでうまく塗装できなさそうだけど、まあ見えないし手に触れないからボロボロ剥がれてくる事もないと判断しこのままで続行。脱脂をしないといけないが、もうマスキングしてしまったので洗剤で洗うとテープが取れそう。ビニール手袋をしてシルコットのアルコールティッシュで入念に拭いた。これで準備は整った。
塗装の順番は以下の順番。
- 脱脂(油分を完全に取り除く)
- サーフェイサー(塗料が付きやすい様に下地を作る)
- 色
- クリア(表面保護)
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ミッチャクロン(サーフェイサー)を数日に分けて2度塗りした。ミッチャクロンが透明だったのと夜だったので非常にわかりにくかった。グレーとかにすればよかった。そしていよいよ色塗りである。仕事が終わって、夜な夜なヘッドライトを付けて塗装した。つや消しと迷ったが、光沢のあるブラックにした。
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これを十分すぎるくらい乾燥させながら2,3日に一回薄く吹き付けた。ぶら下げずにダンボールの上において乾燥させていたので、一方向から塗って乾かし、ヒックリ返して乾かしとしていたらあっという間に数週間が経過。次にクリアを拭いた。
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クリアも塗るたびに層が厚くなって強固な感じになっていったので、同じ様に乾燥と塗装を繰り返す。
結構厚くなったのと1ヶ月位かかったので完了とした。次はたまたま手元にあったピカールで磨くが、磨く前から結構光っていていい感じ。
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よーしピカールで更に磨いちゃうぞー!っと10年物のピカールを久しぶりに開封。
案の定汚いが気にしない。
さて磨いていこうと思った矢先、少しの出っ張り部分から一気に塗装が剥がれてしまった。ぬお〜マジか〜!と思いつつ、これまた、たまたま手元にあった10年物の塗料剥がし剤で剥がす。塗ったそばから溶け出してあっという間に塗装が全部取れてしまった。そして改めて調べてみると、下地つくりが最も大事だということで、シリコンオフ(脱脂スプレー)を追加購入し再チャレンジ。
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スプレー缶に書かれている乾燥時間に従って、少し乾燥時間を短めにした。クリアまで拭いたところ、またボロボロっと剥がれてしまった。シリコンオフを吹いてからちょっと素手で触っちゃったのがいけなかったのか。
こうなったら上手くいくまでやってやろう、と思ってもう一度塗装とマスキングテープを剥がす。絶対に素手で触らず最新の注意を払いながらクリアまで拭いたところ、爪で撫でても剥がれない物が仕上がった!
1番最初よりは塗装回数を抑えたので、薄い感じとツルッと感はやや劣るが十分である。ピカールはちょっと怖いので辞めておく。車屋に持っていかないと自分ではつけられないので、装着は当分先になりそうである。そしてもう一点プラスチックパーツである、ウィンドウレギュレターハンドルを次に塗装しようと思っている。