ごちそうさん二周目
先日、ごちそうさんの二周目の視聴が完了した(レンタル)。
リアルタイムで見ていた時は、めちゃくちゃ良い作品だと思っていたけど、いざ見てみると後半はストーリーを広げすぎで、テーマから逸れてしまっている印象だった。あとどうしても杏ちゃんが、おばあちゃんという年齢を演じるのは無理がある。戦争のシーンがあるので、戦時中で話を終わらすのがやりにくいってのもあるとは思うけど。朝ドラはせいぜい少女から母親になったくらいの年齢までで止めていて欲しい。
まんぷくの時も松下奈緒老けねえな…と絶句していたけど、ごちそうさんも大概だった。悠太郎は最終的に若返っていたし、こういう演出に対して演者はどういう思いでやっているのだろうかと冷めてしまう。
子供を生む前まではおばあちゃんの知恵袋的なストーリー構成でとても良いんだけど、それ以降はどうにも視聴者受けを狙っているように感じてしまう。借金まみれの家という設定のはずが、戦時中にも関わらず対して食材に不自由がないし、ステーキを見ず知らずの人に振る舞ったりと、あんまり貧すれば鈍してる感じがない。
それと意識して作られているのかはわからないけど、なんとなく少女漫画感を感じてしまう。それぞれの男性キャラの属性が、女性好みに仕上がっている印象である。特に源太は顕著。
ただ、調理などではなく当たり前にある日常の食べるという行為そのものを、テーマにしたのは面白いなと思う。ラフな感じで見るには好きな作品。まあBlu-rayはいいかな。あすかを超える朝ドラは無いのだろうか。
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